ガラスで未来を創造する。

中島硝子工業株式会社

ガラスは紫外線を防ぐ

日焼けや皮膚癌、家具の劣化の原因とされ、何かと毛嫌いされる紫外線ですが、実は普通の透明なガラスでも人体に害の大きい波長域(UV-B)は殆ど透過しません。同じく透明なガラスでもセイファー(合わせガラス)にすれば紫外線の大分部を遮蔽することが出来ます。※


・紫外線について

紫外線は人間の目で感知できる可視光線(380nm~800nm)よりも波長が短く、レントゲン写真に使われるX線(10nm以下)よりも波長が長い電磁波のことです。この中で波長200nm以下の紫外線は大気(窒素、酸素、水蒸気)で吸収されるので、太陽光として地表に届く紫外線は近紫外線(波長380~200nm)と呼ばれる範囲になります。この近紫外線をさらに人体や環境への影響で分けたのがUV-A(400~315nm)、UV-B(315nm~280nm)、UV-C(280nm未満)です。

近紫外線はUV-A、UV-B、UV-Cに分けられます


・ガラスの紫外線透過率

3mmのガラスと3mm+3mmの合わせガラスの紫外線透過率は以下のグラフのようになります。(弊社測定値)


透過率の測定結果、ガラス単体でも300nm、合わせガラスなら380nm以下の紫外線はカットします

グラフのように普通の3mmガラスでも波長300nm以下、有害なUV-Bの大部分を1%以下に抑える効果があり、セイファー(合わせガラス)なら3mm+3mmでも波長380nm以下、つまりUV-Aも含めて紫外線を99%以上カットします。普段窓辺で過ごす時間の長い方やキレイなお肌を保ちたい方にはセイファー(合わせガラス)をお勧めします。


※家具の劣化は可視光線や空気の影響もあるため、紫外線を遮蔽しても完全に防げるわけではありません。