お得情報パート3
ガラス寸法によるガラス性能の変化

 ガラスは使用部位、使用場所、使用用途、建築のデザイン性などによって、さまざまな寸法になります。 使用用途によってガラス全体の性能を重視した考え方が必要になります。

 お得情報パート1・2で、日本のガラス・カタログは、一定の条件下のみでの熱貫流率が提示されているとご報告しました。 環境温度、ガラスの傾きを変化させた場合、熱貫流率の数値は変わりましたが、ガラス寸法については議論しませんでした。 ガラス寸法による影響はないのでしょうか。

 ガラス寸法によって性能が変化するのは複層ガラスです。 複層ガラスは、ガラスとガラスの間に空気層が存在する中央部と、ガラスとガラスをつないでいる金属スペーサーのエッジ部に分かれます。 

エッジ部は室内側と室外側が金属とガラスによってつながっていることにより、熱の流出が中央部より大きくなります。 ガラスの寸法が小さければガラス全体の熱貫流率はエッジ部の影響を受けやすくなりますし、大きければエッジ部の影響を受けにくくなります。

現在日本のカタログは、ガラス中央部のみの性能しか表示されておりません。

 ランダムに選択したガラス寸法においてのガラス全体の熱貫流率と、ガラス中央部のみの熱貫流率をシミュレーションした結果です。  ご覧のようにガラス寸法によって大きく数値が変わります。


性 能 表

品種
構 成
総厚
(公称)
熱的性能
kcal/uh℃
遮蔽
係数
(SC)
光学的性能(%)
ガラ
ス中
央部
ガラス寸法(mm)
透過率
反射率
500
1000
1200
1800
可視
光線
日射 可視
光線
日射
×
×
×
×
500
1000
2400
3500
一般
ペア
FL3+A12+FL3
18
2.45
2.66
2.56
2.51
2.500.9081721413
FL3+A12+PW6.8
21.8
2.41
2.64
2.53
2.49
2.460.8677641413
他社
ペア
LE3+A12+FL3
18
1.41
1.81
1.62
1.55
1.500.5070381534
LE3+A12+PW6.8
21.8
1.40
1.80
1.61
1.53
1.490.4967341534
スーパー・ガラス
クワット
28
0.48
0.84
0.67
0.60
0.560.4451211233
スーパー・ガラス
HM88
28
0.53
0.88
0.72
0.65
0.610.5157312336
ヒート・ミラーTC88
(25)
25
1.06
1.30
1.19
1.14
1.110.5964381329
ヒート・ミラーHM88
(25)
25
1.34
1.54
1.45
1.41
1.380.6771491829
ヒート・ミラーHM66
(25)
25
1.24
1.47
1.36
1.32
1.290.4555313447
ヒート・ミラーHM44
(25)
25
1.22
1.44
1.35
1.30
1.280.3238194757
ヒート・ミラーTC88
(18)
18
1.41
1.61
1.52
1.48
1.460.5964381329
ヒート・ミラーHM88
(18)
18
1.66
1.83
1.75
1.72
1.710.6771491829
ヒート・ミラーHM66
(18)
18
1.60
1.77
1.69
1.65
1.640.4455313447
ヒート・ミラーHM44
(18)
18
1.59
1.76
1.68
1.65
1.630.3138194757
☆環境条件(JIS条件)
室外温度0℃、室内温度20℃、風速6m/s、太陽光線0kcal/uh℃
ご注意
一般ペア・他社ペアはアルミスペーサー、中島ホットアイテムは特殊スペーサーにて計算しております